2016/01/18

Dive To Blue

ヤシの木。
それらの隙間から見える、エメラルドグリーンの海。
見上げる蒼穹は、これまで見たどれよりも深い。
木々の間を見たことがない鳥が飛び交う。
鶏のクックドゥードゥルドゥーがひっきりなしに聞こえてくる。
唐突に叫び始める近所の子供たち。
時折聞こえるサイレン、これはパトカーなのか救急車なのか。

気温は30度に満たないか、それくらい。
湿度は天候による。
午前中はここが本当に赤道直下なのかと疑いたくなるほど涼しく、過ごしやすい。
晴れているときはとてつもなく強い日差しが照りつけるため、日のあたるホテルの玄関側はとてつもなく熱くなる。
ベランダは必ず日陰となるため、一日を通してとても心地が良い。
ヤシの木の下に建っている島の伝統的な家には、事前情報通り、壁がない。
屋根だけ、ヤシの木の葉を束ねて作ったと思われるもので覆っているが、日陰を作るだけで十分涼しいのでこれで全く問題はないのだ。

さて、ここまでの感想を一言で述べると、「まるでリゾート」だ。

他に日本以外の海のリゾート地へ行ったことがあまりないので比較は出来ないが、キリバスは相当良いリゾート地になりうる。
治安もかなり良いようだ。
ただ、最近は失業率の高さが問題となってきているらしい。

さて、キリバスという国をざっくりと説明したところで、現在の私の状況をまずは振り返ってみようと思う。

本日はキリバス到着から6日目。
一昨昨日はオリエンテーション一日目ということで、各関係省庁や職場訪問などを行った。
日中はほぼ車移動であったため、かなり大変だった。
一昨日は土曜日なので基本はオフなのだが、なんと現地に住んでいらっしゃる日本人の方々や先輩の隊員の方々、JICA関係でちょうどいらっしゃっている方が歓迎パーティを催してくれたので、ありがたく参加させてもらった。
驚くべきことに、出てきた料理は散らし寿司、ざるそば、フライドチキン、茶碗蒸しなど、ここでそろえようと思ったらかなり大変な代物だったはずだ。
散らし寿司には、なんとカニまで入っていた。
ここら辺でカニなんて採れるのか?と思っていたら、なんとこれも日本から持ち帰った冷凍ものを使用してくれたという。


感謝、圧倒的感謝・・・!


昨日は休日でそれぞれの余暇を過ごす。
実はこの文章も昨日のうちにしたためていたのだが、ネットの関係であげることが出来なかった。

今日からは、3週間ほどはオリエンテーションや現地語学研修が続くことになる。
それまでは同期隊員と一緒だ。

まだ、まだ始まらない。
しかし、モチベーションはかなり上がった。
休養も昨日十分にとった。


さあ飛び込もう、果てしなき蒼穹へ。
あ、ちなみにスキューバダイビングは禁止です。

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