2015/09/11

合格後諸活動その5 マッチング

9/3から、ようやく待ちに待った青年海外協力隊の技術補完研修が始まる。
昨日でちょうど半分が終了し、今日から折り返しだ。

研修に来ていた面々を見てみると、私以外は全員が26年度秋募集での合格者だった。
つまり私のひとつ前の募集で合格し、来年から任地に飛ぶというわけだ。
合格から実際の活動開始までかなり期間が開いたと思うのだが、モチベーションの維持とかが大変そうだ。


それはそうと、青年海外協力隊27年度秋募集の情報が9/1から公開された。
気になる私関連の情報を中心に、要請内容を調べてみることにする。

まずは各件数。

●コンピュータ技術:18件

●キリバス国:2件

コンピュータ技術の要請がどんどん減っている。
しかも内容としてはPCインストラクターのようなものばかりだ。

この中で、もし私が秋募集で応募することになった場合の希望任地がどうなるかシミュレートしてみたいと思う。


まずは、職種はコンピュータ技術で言語が英語であること。
少なくとも活動使用言語が英語であることが最低条件なのだが、これを満たす要請は以下の通り。
  • スリランカ(レベルB以上)
  • マーシャル
  • パプアニューギニア(レベルB以上)
  • ジャマイカ(レベルB以上)
  • ボツワナ(レベルA以上)
  • マラウイ(レベルB以上)
  • ジンバブエ
うん、意外と多かった。

しかし私の場合は英語がそんなに堪能ではないので、この中から(レベルB以上)などとなっているものを除外する。
この「レベル」とは英語の語学レベルのことで、少なくともこれくらいは喋れる人を送ってくれないとまともな活動ができないよ、というものだ(目安はレベルBがTOEIC640点以上、レベルAがTOEIC730点以上)。
まあこのレベルに関しても、JICAさんが決定しているのか要請を送ってきた方が指定したのか分からないが、必ずしもレベルB以上じゃないと受からないというわけではなさそうである(訓練所でのレベルアップも考慮して決定される模様)。

残ったのはマーシャルとジンバブエ。
この中から要請内容でさらに剪定を行うわけだが、マーシャルの方は残念ながら内容が「通信インフラ」に近いものであるため、私の専門からかなり外れてしまう。
詳細を見ても「ネットワークの運用管理」って無理無理、ネットワーク苦手だもん私。
希望するのは私の勝手だが、これに合格する可能性は極めて低いだろう。
ということで、マーシャルは希望から外す。

残るジンバブエを見てみよう。


●ジンバブエ
C++やJAVAを中心としたプログラミング、ICTに関する講習を主に中学生に対して執り行う。
大卒(理系)、実務経験2年以上。
電気、水道は不安定。


うん、良いんじゃないかな。
理系の大卒って言う点以外は要請と希望もほぼマッチしている。
ただ、教えるのはやったことないんだよなぁ・・・、その点も合格の可能性を引き下げるかもしれない。

ということで、もし応募することになっても希望任地が1件のみというのはかなり厳しい。
そもそも協力隊に受かる受からないということがあるのに加え、他の協力隊希望者との任地の取り合いが発生するわけである。
他の希望者がどのような希望を出すかは分からないが、英語圏を希望する人は割りと多いのではないかと考えている。
ということは、このジンバブエもかなり倍率は高くなってしまう可能性が十分ありうるわけだ。

私が応募した27年度春募集でも、完全にマッチングする要請はさほど多くはなかった。
しかし、春募集を逃していたらもっと厳しい戦いを強いられることになっていたことを考えると、早めの決断が功を奏したと言わざるを得ない。


結局この世界は、まずは要請の内容と隊員の希望がマッチングするかしないかが全てである。
希望にマッチする要請がなければ、まず応募することすらできない(しても良いけど確実に受からない)。
そのような要請があるかどうかは、自身の「運」次第である。

「運」も合否に絡んでくるとなると、ますますHUNTER×HUNTER試験じみてきたな。

これから青年海外協力隊を目指す方は頑張ってください。

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