2015/10/25

派遣前合宿その3 ああ忙秋の日々よ

今日10/25は我が青年海外協力隊、駒ヶ根訓練所のある駒ヶ根市において開催されていた、国際協力イベント「みなこいフェスタ」の最終日だ。
候補生の中からも希望をすれば運営に参加できると言う、とても有意義なイベントだ。
実際私も3週間ほど前、募集の掲示が張り出された瞬間に協力者として応募欄に記名した。

ところが、2週間前の火曜日、あの尋常ではない日がやってくる。
その日が開けてすぐ、私は応募欄にある私の名前をマーカーで塗りつぶした。

前回のエントリーで少し触れたが、火曜日はとてつもなく忙しくなる。
なぜなら、その日にいくつかの「合宿運営」に関する会議が開かれるためだ。
開かれる会議は大きく分けて二つ、
・各種委員会会議
・班会議
である。

日課である課業が5時過ぎに終了すると、そのまますぐに委員会会議へ移行する。
私の場合は班長なので、「班長・副班長会議」に参加することになる。
この会議は夕食の直前まで続き、食事が終わって一息つく間もなく、すぐさま次の「班会議」が始まる。
この班会議では、先ほどの「各種委員会会議」で出た連絡事項などを班員へ伝え、その後は何か班の中で話し合いたいことなどを募る場となる。
何もなければ19時半くらいでこれは終わるのだが、実はその日はこれで終わりではない。
その後に「班ゼミ」なるものが控えている。
これが、実に約50分を超える時間を要する。
結局その日は、完全に開放されたのは21時半を回ってからだった。

私はその初回班ゼミの運営をやることになっていた(運営自体は持ち回りで行う)。
当然、準備にもかなりの時間を取られることになる。
語学の勉強もやらなければならない。
他にも何かやらなければならないことがあったと思うが、もう忘れた。
班ゼミ自体は私の順番はもう来ないのだが、他にもなにかやらなければならないタスクが増えるのではないかと日々戦々恐々としている。


そんなこんなで迎えた今週、語学の新たな訓練が始まる。

その名も「テクニカルクラス」。

普段やっている午前のクラスが文法などを中心としたお勉強であるのに対し、こちらは実際の任地での活動を想定した、いわば「模擬戦闘」。
私を含めたPC関連の隊員は「PCに関する現地人へのインストラクション」が主な活動内容なので、それの模擬授業を実際にやろう、と言うものだ。

うん、私はインストラクションがメインではないけどね、うん。

ただ、実際に任地へ赴いて私がやらなければいけないのは「システムの保守運営」だ。
保守運営など、上司への仕様の説明が出来なければ勤まるはずがない。
であれば、このインストラクションはその訓練にはうってつけとも言える。
ただ、その数が半端ではない。
これから訓練が完了するまでの2ヶ月間に、40分を5回。
日本語でですらアレだけてこずった授業を、しかも英語でやらなければならない。

実は、今日はただひたすらその仕込みをしていた。
外の景色が見える談話室で、一人黙々とテクニカルクラスの準備を進める。
見える木々は徐々に秋色を帯び始め、生き物達の鳴声は亡骸へと姿を変えていく。


ああ、なんと清秋の素晴らしき日々よ。

わたしは茶をすすり、ぽつりとひとことひとりごつ。


今日、みなこいフェスタ行かなくて良かった~・・・。

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