私にとっては完全に高みの見物なのだが、これから応募される方々のためにこのブログが少しでも手助けになればと思う。
同日、東京戸渋谷区広尾に私は足を運んだ。
あいにくの曇り空で、到着するや否や小雨が降り始めてしまう。
が、別にこれから遊びに行くわけではないので天気は別に問題ではない。
逆にこれくらいのほうが気分が出て良いというものだ。
なんせ、これから行くのは墓参りなのだから。
旧JICA広尾センター。
2012年8月に閉鎖された、青年海外協力隊に関する諸々の業務を行っていた施設である。
この跡地に残るのが、青年海外協力隊、物故隊員慰霊碑。
青年海外協力隊としての任期中に、命を落とされた偉大なる先人たちの慰霊碑である。
黒ネクタイを締めて参拝する。
どう考えても花束にショットガンを仕込んだヒットマンにしか見えない私のいでたちに、ご一緒した同期隊員も苦笑い(再三言うが、私は非常にガラが悪い)。
わざと少しデカめの花束を用意したのはここだけのナイショだ。
花束を供え、手を合わせる。
そこに去来するのは、先人たちへの畏敬の意と感謝の意。
これから協力隊として途上国へ行くことになる事への祈り。
そして、自分自身への覚悟。
今年で50年の歴史を持つ青年海外協力隊事業も、これだけの歴史があれば隊員の身に色々な災厄が降りかかる。
それは事故であったり、事件であったり、病気であったり災害であったり、様々な障害が隊員たちの命を脅かす。
結果、平成27年4月の段階で総勢68名が命を落としている。
平均すると、1年間に1名以上の方が現在進行形で命を落としている計算だ。
現在、途上国へ送られる協力隊員の数は年間でおよそ900名ほどである(私が合格した平成27年度春募集での合格者が467名だったので、そこから単純計算した)。
この中から、少なくとも1人が死ぬ。
かなりの高確率で、1人が死ぬ。
だから、「青年海外協力隊なんてとんでもない!」といっているわけではない。
このすばらしい事業を否定する気はさらさらない。
私が言いたいのは、「覚悟はできているか?」ということだ。
「死んでも良い」という覚悟ではない。
「どのような困難にぶち当たろうとも必ず生き抜き、絶対に生きて日本へ帰ってくる」という覚悟だ。
「死ぬ覚悟」は、実は誰にでもできる。
なぜなら、「諦める」ということはとても簡単だからだ。
「死なない覚悟」は、実は誰にでもできるわけではない。
なぜなら、「諦めない」という姿勢を貫くことはとても難しいからだ。
ならば、私自身はどうなのか。
実のところ、暇にかこつけてだらけた生活を送ってしまっている。
だってさ、連日飲み歩いてりゃそりゃだらけもしますよ!!!
広島カープだってCS出場をかけて熱戦を繰り広げるもんだからそりゃ見ますよ!!!
マエケンどうでもええけど絵へったくそじゃの!!!!!wwwwwwwwwww
だからといってはなんだが、ちょうどきたる10/3,4にお台場で国際協力イベント「グローバルフェスタ」なるものが開催されるようなので、私も足を運ぼうかと考えている。
同期隊員も行くという話しを聞いているので、一緒に回ってこようかと思う。
青年海外協力隊は、参加するだけが大事なのではない。
本当に大事なのは、帰ってきてからである。
今から準備をしておくに超したことはない。
また、こういったイベントに顔を出すことで、少しでも気持ちを良い方向に持って行かなければ。
訓練が始まるまで、あともう少し。
願わくば、各隊員に少しでもよい未来が訪れますよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿