2015/08/14

BLAND NEW WORLD

年が明けてからは諸々あり、少し落ち着いた2月後半ごろから、いよいよ本格的に活動に入ることになる。

問題は、会社を辞めてからいったい何をするかということだ。

正直、副業をして「直接顧客から料金をもらうことの旨み」を知ってしまっていた私は転職というのはあまり考えてはいなかった。

まあ、それも条件次第なのだが。

まず第一に考えたのは、このまま自分で取引先を見つけながら一人で仕事をこなしていくこと。

すなわち、「個人事業主」である。

恐らく、少しでも腕に覚えのあるエンジニアならば一回はこれを考えるのではないだろうか。


ただし、自分で営業をかけ、受注し、仕様確定、要件定義、設計、製造、試験、納品から請求まで、全ての工程を一人で行う必要があるため、現場でしか働いてこなかったエンジニアには少々敷居の高さを感じることがあるのも事実なようだ(システムに関わっていない皆様はこれだけの工程があることに驚かれると思う、ちなみにこれでも少し省略している)。

ただ、副業においてはその一連の流れを全てやらせてもらっていたので、私個人に関していえば敷居の高さはそこまで感じてはいなかった。

むしろ、望むところである、と。


さて、いざ個人事業主として動き始めるにあたり、問題となるのはまず「お客さんを探す」ところからはじめなければならないということだ。

しかしこれに関しても、まずはそのような案件を一手に取りまとめている斡旋サイトが複数あるということだったので、まずはそのうちの一つに登録する。


これはエンジニアに限ったことではないのだが、就職活動や転職活動をする上で、必要となる情報は大きく分けて二つある。

Dynamicな情報とStaticな情報だ。

要は、「これまで何をしてきたか」と「今何ができるか」である。

エンジニアにおいてもそれは多聞に漏れず、登録にあたって色々な情報の入力を求められた。

どのようなプログラミング言語ができるのか、得意なプログラミング言語は何なのか、自然言語は何か使えるものはあるのか(ここまでStaticな情報)、これまでの職務経歴を全て記載、携わってきた業種はなにか、開発規模はどれくらいか。

それらを全てWeb上から記入し、送信する。

その後、その斡旋サイトの担当者と日取りを決めて実際に面と向かって人物を見てもらう「面談」を行うこととなる(斡旋サイトの担当者としても「こいつに案件を紹介しても良いものか?」という品定めをしなければならないため)。


面談の日取りは3月3日の雛祭り。

何もわからないままのひとまずの第一歩。

しかし、何がともあれとにかく何かをし始めなければ、何も始まらない。

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