検索ワードは「青年海外協力隊 IT」。
青年海外協力隊とくれば、開発途上国へ行きボランティアとして活動する、日本国内においては最も有名な開発援助組織の一つである。
ただし、開発途上国にいっても仕事が無ければ何もすることがなくなってしまう。
果たして、ITで途上国においてやることなどあるのか?
場所によっては電気すらまともに得られないところすらあるはず。
しかし、そんな私の疑問はすぐに覆されることになる。
近年、開発途上国における、IT分野の要請が増加していると言うのだ。
実際に青年海外協力隊の要請一覧を閲覧したところ、職種「コンピュータ技術」の要請件数、春募集で26件。
これを多いと見るか少ないと見るかはお任せするが、個人的にはこれほど多くのITの要請が途上国から寄せられているとは思ってもみなかった。
ひょっとすると、こんな私でも本当に必要とされているところで役に立つことができるかもしれない。
私は今の会社には要らない人間である。
私など居なくても、会社がどうなると言うこともない。
むしろ、もう会社のために何かしてやろうなんて気すら、もう起こらない。
別に何か、開発援助を通して何か特別な存在になりたいなんて思ってはいなかった。
ただ、そんな私でも、本当に困っている人のために何かできることがあるならば、この上なく健康で技術もある私が行かなくて、他に誰が行くというのだろうか。
他にも、調べてみると色々と協力隊に関してわかってくることが出てくる。
- 少なくとも、私のスキルセットがマッチする要請がいくつかある(実はキリバスはその中の一つ)
- 誰でも行けるというわけではない(2次まで選考試験がある)
- とにかく健康であることが重要(重度だと肥満ですら落選理由になりうる)
- 1次選考で語学力を審査される(最低でもTOIEC330点以上)
- 近年はもろもろネガティブなネットの評判もあるようである
- 1次の申し込みは4/1~5/14
個人的には、これからのキャリアを考えてもこれ以上ない進路である。
しかし、英語などほとんど学習してこなかった私にとっては、語学レベルの最低ランクをクリアすることすら、ひょっとしたらままならない。
この時、日付は雛祭りの2日後。
もしこれを目指すのであれば、時間は有るようで無く、余裕も有るようで無かった。
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