正式な退職日は7/31。
青年海外協力隊の合格発表は8/6。
それまでは職探しもする意味がない。
本当に何もすることがなくなり、半強制的に長期休暇をとることになった。
思えば青年海外協力隊の応募への実質活動期間は、3月から6月までのたったの4ヶ月間である。
まあ転職活動期間の代わりと考えれば妥当な期間ではあるだろうが。
さて、これだけの長期休暇を貰うことになったが、何をしよう。
何もしなくても問題はないのだが、その問題がないのが目下の問題である。
やることがないというのは、それだけで問題だ。
英語の勉強は5/31に最後のTOEIC IPを受けてからさっぱりとモチベーションが下がってしまった。
受かるかどうかも定かではないので、休暇に入ってもモチベーションはさっぱり上がらない。
しかたがないので、やりたいことを徹底的にやりまくることにした。
まずは運動。ダイエットも兼ねて。
これは協力隊に受かっていても落ちていても意味のあることだったので、よしやろう!という気になった。
7月1週目は徹底的に走り、自転車を漕ぎ、泳ぎまくってみた。
考えてみれば、大学を卒業してからこのかた本格的な運動というのはあまりしてこなかった。
これを機に、まずは体を鍛えなおしてみようと思ったのである。
全部で2,000kcal以上は消費するような運動を7日間続け、最終的にトライアスロンのハーフディスタンスを走破する。
だが残念ながら体重はほとんど落ちていなかった。なんでなん!!!!!!
7月2週目は、趣味と実益を兼ねて競技プログラミングを始めることにした。
競技プログラミングとは、プログラミングの速さ、正確さを他者と競うものである。
プログラミングの知識をイチから覚えなおし、技術を鍛えなおすのにちょうど良い。
これも、協力隊に受かっていても落ちていても意味があるものだった。
3週目以降は運動もしながら競技プログラミングもする。
なんというか、これだけ長い期間休みなのも久しぶりだったのでかなり謳歌した。
そんなこんなで7月はあっという間に過ぎ、8月に入っていよいよ合格発表の日が近づいてくる。
徐々に高まる緊張感。
いくら落ちたって他にやることがあるから落ちても別に構わないとはいえ、やはり希望が通らないと言うのは気分の良いものではない。
やはり、受かっていたい。
そんな緊張のまま迎えた8/6は、割と早めに起きてしまった。
それまでも特に生活リズムは崩れてはいなかったのだが、やはり気になるものは気になる。
起きると同時にPCを立ち上げ、青年海外協力隊のページを開く。
まだ合格発表は掲載されていない。
当然だ、時刻を見ると午前6時、まだJICAスタッフさん起きてすらいないんじゃないか。
競技プログラミングの問題を気晴らしに解きながら、ひたすら時間が過ぎるのを待つ。
7時、まだ掲載されない。
しょうがないのでコンビニに朝飯を買いに行く。
8時、まだ掲載されない。
もう一問、競技プログラミングの問題を解く。
10時、まだ掲載されない。
昼食の材料を買いにスーパーへ行く。
12時、まだ掲載されない。
昼食を作り、食べる。
1時、掲載された!!!!
光の速さでリンクをクリックする。
もう騙されない、上下で昇順に並んでいるのは分かっている!!!
番号は、あった!!!
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\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 合 格 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
完全勝利したサトシニキUC
いや、しかし待て。
まだ任地がどこになるかが判明したわけではない。
8/6に合格通知が送達で発送されるということなので、届くのは明日だろうか。
もし、わけの分からない場所に送られることになったら辞退も辞さない。
それは以前から決めていたことだった。
わがままと言えばわがままではあるのだが、キャリアを積むという意味でも行っても意味のないところには行く気はない。
いや、むしろ行ってはならない。
実はこの点に関しては、技術面接の時にかなり強めに主張したことでもあった。
英語圏以外に送られた場合、帰ってきたときに使い物にならない人間になってしまっている可能性がある。
例えばITエンジニアの場合、技術的な内容で少しでも突っ込んだ内容を調べようとすると、得られる情報はほとんどが英語となる。
最新技術は当然アメリカに集中する。
私が英語を習得したいのは、これが理由だった。
青年海外協力隊に応募したのも半分はこれが理由だ。
ならば、英語圏以外の国には行く理由がない。
そういう理由もあってか、実はこのときはまだ手放しでは喜んではいなかった。
喜ぶわけにはいかない、どこに行くかが判明するまでは。
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