2015/08/20

青年海外協力隊員を目指して その5

4月に入り健康診断も受診し終わると、いよいよ応募書類の作成に取り掛かることになる。

実質これが1次審査となるため、記載内容には万全を期さなければならない。
その段階ではまだ誰かに応募するだとかそういったことは話してはいなかったので落ちたところで誰に恥じることもないのだが、それでも落ちるとなると凹みが発生するのは否めない。

提出書類は以下の5つ(職種によっては職種別試験が無いものもある)。
  • 応募者調書
  • 応募用紙
  • 職種別試験解答用紙
  • 語学力申告台紙
  • 健康診断書
ちなみに、全ての用紙はJICAウェブサイトからダウンロードが可能である。
しかもExcel形式のものがあり、PCで入力したものの提出も可である。
当然、PCによる入力を選択する。自分字ヘタやし。
こんなことならわざわざ説明会まで応募書類取りに行かなくても良かったななどと思いつつ、記入を進める。

応募者調書は応募者の個人情報(氏名、年齢、性別、住所など)。

応募用紙は青年海外協力隊に応募するにあたっての心構え的な内容を書かされる(動機や自身が考えるボランティアの意義など)。

職種別試験は、コンピュータ技術は前述したとおり職務経歴を書く。
ただこれだけはなぜかファイル形式がPDF形式しかなかったので、紙面上にボールペンで書くことになる。
「間違えたところは修正液で修正したうえで書き直すこと」 というお達しがあったので、紙面は修正液だらけになったしまった(鉛筆で下書きしたのはなんだったんだよ!)。

語学力申告に関しては有効な語学スコアが締め切りまでに提出可能な状態にならないことが確定していたので、語学スコアを持っていないことにしてJICAさん主催のTOEIC IPを受験するチェックボックスにチェックを入れる。

最後に健康診断書。
健康診断の前々日に20kmほど走ったためか、尿酸値が少し高めに出てしまっていた。
ちなみにこの尿酸値は合格後までずっと指摘され続けることになる。
痛風なんて持ってない、痛風なんて持ってないよ・・・。


応募する職種によりけりだとは思うが、少なくともこの中で最も重要なのは健康診断である。
何が無くともまずは健康であることが青年海外協力隊では重要視されるようなので、それだけで落とされてしまう人もかなり多いようだ。
私も体重と尿酸値以外にもう一つでも何かあれば、1次通過はひょっとしたら危うかったかもしれない。
まあ、特に持病や疾患を抱えているわけではないので問題ないとは思うが。

次に重要なのは間違いなく「応募用紙」である(個人的な所感)。
1次審査は書類審査なので、審査員には応募してきた人がどういう人なのかが全く分からない。
と言うことは、応募者の人となりは応募書類で全て判断するしかない。
数ある書類の中でもその「人となり」が最も色濃く出るのが、その「応募用紙」である。
なぜなら、最も記入する文字数が多くなるだけでなく、その人の考え方や何を思って生きているかといったことも場合によっては書かなければならないためだ。

具体的にどのような課題にどのような内容で書いたかは忘れてしまったが、納得がいくまで10回は見直した記憶がある。

誤字脱字、その他諸々抜けているものはないか再度確認した後、全ての書類をA4サイズの封筒に入れる。
なお、説明会で貰った応募書類の中に送付用封筒があったのでそれを使用するのだが、ありがたいことに表面になんと提出物一覧のチェックリストが記載されているのである。

ありがたく使わせてもらうことにする。

全ての書類が揃っていることを確認すると、厳重にのりづけをして封筒に封をする。
さて、後はこれを郵便局へもっていくだけだ。
しかしいざ封をしてみると、後になってすごく細かいところが気になってくる。

あれ、TOEIC IPの「受験します」チェックボックスにチェック入れたよな・・・?

これは性格なのか皆そうなのか、いったん気になり始めるともう駄目なのである。
せっかく封をした封筒をカッターナイフで開き、再度書類を確認する。
良かった、ちゃんとチェックしてんじゃん。

しかし一回切り開いてしまったので、その封筒はもう使用できない。
しょうがないので家にあった有り合わせの封筒を使用することにする。
「応募書類在中」の朱書きも忘れない。

結局、説明会で入手した応募書類は実際の応募には何一つ使用されることはなかったとさ・・・。

5月1週目の土日のどちらかだったはずだが、その封筒を郵便局へ直接持ち込み郵送手続きをする。

1次審査はこれで、あとは残すところTOEIC IPを受験するだけだ。

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