2015/08/23

青年海外協力隊員を目指して その7

何とか一次を通過できたとはいえ、安心はしていられない。
むしろ本番はこれからと言える。

合格通知が発表されると同時に自宅へ送付される合格通知。
A4サイズの封筒に様々な書類が入っている。
二次選考に関する説明から提出書類(5枚ほどある)など色々とあったが、やっぱりこれはきたか・・・。


健康診断の再検査要請。


やはり尿酸値で引っかかっていたようで、再検査の上「痛風の有無に関する診断書」を作成、提出を求められる。
なお、再検査の診断書に関しては二次選考に先立って郵送にて送らなければならない。
締め切りも割りとタイトだったと記憶している。
すぐに自宅近所の内科へ行き、痛風の診断をしてもらった。

さて、あと二次選考までにできることと言えば面接対策くらいのものである。

ちなみに、二次面接は2回に分かれており、それぞれ技術面接、人物面接と呼ばれている。
その名の通り、技術面接では個々人の持っている各技術が事前提出資料の通り本当かどうかの確認、人物面接ではその人となりを確認する。

技術面接は、職種によってはその場で実技などをすることもあるようだ。
例えば音楽や体育関連なら実演することもあるようで、それ用に用意されたものなのかどうかは分からないが、区切られた面接ブースのうちやたら広い区画があったのは確かである。

私の応募したコンピュータ技術の場合、聞かれるのは事前提出した資料のうち、主に職務経歴の内容に関してである。
これまで何をしてきたのか、何ができるのか、リーダー経験はあるか、人に教えた経験はあるか、DBはどれくらい扱えるか、サーバーの構築はできるか、ネットワークは分かるか。

IT関連の仕事のうち、派遣として働いた経験のある方ならば分かるだろうが、派遣前に派遣先と行う事前面談そのものである。
これまで前の会社にいるなかで10回以上こなしてきた。
正直、こちらに関して何の心配もなかったのは前の会社の経験があったからに他ならない。


ありがとう、前の会社の皆さん。


さて、問題なのは人物面接である。

こちらに関しては、残念ながら事前情報はネットで仕入れた情報のみであった。
情報によると、圧迫面接である、たまに突拍子も無いことを聞かれる、など不安になるような情報しか出てこない。

ただ合格した今だから言うが、決して「圧迫」などではない。
突拍子も無いことは確かに聞かれるかも知れないが、分からないなら分からないと堂々としていれば全く問題はない。
人物面接で見られるのは、「こいつを本当に途上国に送り込んでも大丈夫か?」と言う点である(個人的見解)。

つまり、
  • ちゃんと生きて帰ってこれるか
  • 現地にちゃんとなじめるか
  • 行った先で問題を起こさないか
  • しっかりと活動をしてくれそうか
ということである。
特に「ちゃんと生きて帰ってこれるか」と言う点が最重要である。

つまり、行った先で無茶苦茶をやられて死なれるようでは困る。
と言うことは、あまり問題行動を起こしそうな人物ではまずいわけである。
もしくは、あまりにも引っ込み思案でボソボソとした喋り方をするようだと、こいつは向いてないなと言うレッテルを貼られてしまう。

重要なのは大きな声でハッキリとした受け答えをすることと、黙らずに何でもいいから返答をすること。
とにかくコミュニケーションをとろうとする姿勢を見せなければ決して受かることはない。

要は、人物面接は普通の「就職面接」となんら変わることがないのである。

実は就職活動をまともにやっていない私は、わりとこういうのは苦手だったかもしれない。
なので、こちらの面接対策はかなり入念に行うことになる。

人物面接対策で行ったのはまず情報収集。

「青年海外協力隊 二次対策」などで検索して出てきたサイトを片っ端から見て回る。
すると、大体どのサイトにも二次面接で聞かれた内容などが掲載されていた。
掲載されていた内容に関しても、10個も見れば大体聞かれる内容の傾向が見えてくる。

私が準備した質問内容は以下の通りである。
  • 自己紹介(必ず聞かれるので、30秒程度は話すくらいの内容があった方が良い)
  • 自己紹介の内容に関して突っ込まれた時対策
  • 自分の長所と短所
  • 受からなかったらどうするか?
  • 合格後の進路はどうするか? 
  • 仕事で最もつらかったことはなにか?
正直、その他の事に関しては聞かれたことに関してそのまま答えれば問題ないと考えていたので、そこまで重要視はしていなかった。
ただ、シミュレーションは欠かさない、いや、考えざるをえない。
何をしていても、質問内容とその回答が頭の中をぐるぐると回る。


こんな調子で、二次選考当日まで若干の不安感を抱えながら過ごすことになる。

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