2015/08/15

Trigger

「海外に出よう」と思ったきっかけは、他にも色々とあった気がするが今はもうよく覚えていない。

思い出すのも面倒だ。

ただ、物さえ作れれば世界のどこに居たって仕事くらいあるだろ、という気分で居たのは確かだ。

ただし海外で働くとなった場合、ここで一つ考えなければならないことが出てくる。

どうやって海外で仕事を見つけるのか。


問題となる障壁はいくつかあるが、その中でも大きいのが

  • 日本語しか喋れない。
  • ツテが無い。

恐らくはこの二つのうちの一つでもクリアしていれば何とかなったのだろうが、残念ながら私の語学レベルはその当時でTOEICも300点いくかいかないか(だったはず)で、外国人にそのような知り合いも居なかった。

なにより、誰かにはなっから頼りっきりになると言うのが、もう嫌だった。


思えばこれまでの人生、常に何かの後ろ盾があると思いながら生きてきた。

もし俺が失敗しても他の誰かが補ってくれるから・・・

もし俺が窮地に追い込まれても誰かが助けてくれるから・・・

まあ実際は、誰も助けてなどくれなかったわけだが。

 本当に大事なのは、他の誰が居なくても、自分ひとり居ればなんとなかる、という気概を持つことである。

会社なんて辞めてもいい、そう思うことで、ようやく真の戦闘力を発揮することができる。


海外に出るために問題となる二つの課題をクリアするにはどうするかを、それから少し考えることになる。

基本的な情報源はもちろんネット。

このときは他の誰かに相談すると言ったことすらほとんどしなかった。

 しかし色々と調べる上で、年末年始あたりに家族と話したときの、父の言葉をふと思い出す。

そのときに彼らに話したのは会社を辞めるかもをするかもと言ったくだりの中で、
「ひょっとすると、ワンチャン海外もありうるかもしれん」
というものだ。


すると父が、

「それならお前、青年海外協力隊なんてどうや?」


超認めたくは無いが、なんだかんだと私の進む道は、父にコントロールされているのではないかという気になってくる。

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